水辺のアルバム。

シングル介護、そして、ひとり暮らし。

介護の記憶

選択と後悔。

心臓ペースメーカーの植込み手術をしてから半年余りで心筋梗塞で亡くなった父。手術を受けてよかったのか、もし受けない方を選択していれば?死期は早かったかもしれない。それでも、父は心筋梗塞の痛みに苦しむことはなかったんじゃないか。

母の気遣い。

100歳以上の方が全国で6万5千人余りおられるそう。父の89歳の誕生日に「100歳も目前やね」「がんばるわな」と話しをしたばかりだったのですが、叶いませんでした。

マイカーは生きがい。

来年3月施行の改正道路交通法で75歳以上のドライバーに義務付けられる認知症診断。認知症を発症していると診断されると免許は取り消しに。父の認知症診断と車のことで心を砕いたことが思い出されます。

父の終活。

父は近づきつつある死を意識していた?自分の年齢の記憶はあやふやでしたが、やはり体力的に感じるところがあったのではないかと思えます。この半年ほど、父はよく感謝の言葉を私に言ってくれました。

要介護5の意味。

父の要介護認定結果が出ました。引き続き『要介護5』とのこと。介護度が高ければ、安定して手厚い介護サービスを受けてもらえる。安堵する反面、父は最も重い要介護5なのだ、それ以上の数値はないのだと思うと胸が痛みます。

罪悪感。

2年前の夏からサービス付き高齢者向け住宅に入居している父。二人して高熱でダウンし、「このままでは共倒れしてしまう」。1対1の在宅介護に限界を感じて決めた施設への入居でした。

介護離職ZERO。

父をひとり在宅で介護していた2年間は、介護保険サービスと『介護短時間勤務制度』を利用しながらの勤務。8:30デイサービスのお迎え→乗ってくれれば即、駅まで10分自転車を飛ばし→1時間強の通勤→5時間40分働いて→駅まで走り、また1時間強。→自転…

巡り会うまで。

父のデイサービス事業所は急に迫られて、とりあえず受け入れてもらえたらどこでも有難いという感じで決めてしまい、結果、わずか1ヶ月で変わることに。そこは開設間もない所で、食事は宅配弁当。父が同じことを何度も言うと他の利用者さんから苦情が出て、…

兄弟姉妹。

両親とも戦前の生まれで、大人数の兄弟姉妹。父は7人兄弟の末っ子。長兄を戦死で、次兄を戦時中に結核で亡くしています。年の離れた二人のお姉さんに可愛がられて相当な甘えん坊だったらしく、70代になっても「◯◯ちゃん」ってお姉さんたちに呼ばれて嬉し…

更新さみだれ月。

私の居住する市では6月から7月にかけて、父が利用する福祉医療制度の更新が五月雨式にやってきます。 まず①6月初旬、保険年金課から『後期高齢者医療費』自己負担1割か3割です。条件に該当する人は申請すれば1割、申請しなければ3割のままです。前年度…

転倒は怖い。

ある日、お風呂に入っていて全く動けなくなった母。私が手を貸そうとするのを払いのけ必死に自力で湯船から出ようとするけれど、もう脚に力が入らない。父と二人でなんとか湯船から引き上げて、救急搬送。

苦しかった。

母が亡くなって3年余り。今は母の“物盗られ妄想”が引き起こした数々の出来事も懐かしく思えたり、笑い話のように振り返ることができます。それでも、その矛先が私に一極集中だった初期の頃は、本当に苦しくて苦しくて。毎日が地獄でした。

ひ孫誕生。

母の物盗られ妄想発症から5年。激しかった一時期に比べるとずいぶん軽くなってはいたものの被害妄想はあり、よく拗ねてプチ家出の用意をしていたり。また、この頃には季節が分からなくなり、昭和のモダンガールでとてもおしゃれだった人が服にも拘らなくな…

父の異変。

母から噴き出す私への怒りや憎悪を、2年近く一身に受け止めてくれていた父。私が深夜ドロボウさんを手引きしてクルマに着物を積み込んでいたとか、私が母の悪口をあちこちで吹き込んでるのを知ってるとか。

ドクターG。

NHK総合の人気番組『総合診療医“ドクターG”』で数年前に放送された『様子がおかしい』。このときの症例が母の場合と非常に似ていて、母もこの患者さんと同じだったのではないかと衝撃を受けました。

白内障の手術で。

最期まで認知症専門医に診ていただくことがなかった母ですが、ひょんなところでドクターの“認知症”宣言を受けました。まだ物盗られ妄想が続いていた頃、白内障の手術を決めてきた母。すると眼科院から私に呼びだしの電話が入り、ドクターのお話を聞くことに。

物盗られ妄想。

怒りと疑念にとりつかれて、2年ほど荒れに荒れた母。夜中に財布や宝石を「盗られた」と騒ぎ出し、睡眠不足になりながら何度探したことでしょう。いわゆる“物盗られ妄想”。認知症の初期に見られ、身近な人が疑われるということですが、日中ずっと一緒にいる…

母の異変。

3年前に88歳で他界した母も認知症だったのだと思います。専門医に診断してもらった訳ではないけれど(というより拒否され続け)、いろいろな行動からおそらく。不可解な行動が見られるようになったのは80歳になった頃。ひどい貧血で食事が摂れず、起き…