水辺のアルバム。

シングル介護、そして、ひとり暮らし。

気配。

3年前、母が亡くなったときは父の介護に追われていたのと、打ちひしがれている父がいて、私がいつまでも泣いている場合ではありませんでした。

 その父も亡くなって実家にひとりいると、そこかしこに家族の思い出が転がっていて、ほんとに辛い。何を見ても涙、涙、涙。

そんなときに限って仏間の方から「ガタッ」。仏間に行くとお世話になっていたホームの匂い(柔軟剤の香り)がふと漂っているような気がしたり。気のせい? 私は父の気配だと思いたい。

父はいろいろなことを忘れていましたが、私がひとりでいることはしっかり憶えていました。これだけは忘れてくれてよかったのに。「いい人がいてたらなぁ」顔を合わせればいつも。

いつまでもメソメソ泣いていてはいけませんね。父は私を心配して極楽浄土に昇っていけないかもしれない。そんなことになったら、母に合わせる顔がありません。